僕は、表に出ると緊張するせいか、
落ち着きがなく、キョロキョロ、オドオドしてしまう様で、
友達から「挙動不審に見えるよ。」と、言われることがある。
だから『グーグーだって猫である』のエキストラの撮影の際には、
そうならない様に気をつけた。
そしたら映画の中には、心ここにあらず、と言った感じで、
茫然自失と画面を横切る僕の姿が映っていた。
エンドロールで名前が出てる時間の方が長い位、
それはほんの一瞬だったけど、その姿には我ながら
「あ〜あ…。」と言う感じで、がっかりしてしまったのだが…、
肝心の映画の方は、不思議な感覚にさせられるものだった。
僕には『グーグーだって猫である』は、
第三の猫の視点で撮られている様に感じられ、
劇場の座席の僕も、その第三の猫になって
スクリーンの中の猫達や人間達を猫なりに案じながらも
おとなしくそれを観ている…、と言う様な気持ちにさせられた。
それは、ちょっと不思議な感覚だった。
『グーグーだって猫である』は、全国ロードショーにて公開中です。
映画「グーグーだって猫である」
公式サイト
9/13発売号の「AERA」の表紙も
小泉今日子さんです。
「ロダンのココロ句」も、
よろしくお願いします。